2人目が産まれたけど、1人目の保育料高いな
家計がきついから保育園やめさせようかな
子育ての費用が増える中で、第一子の保育料が重くのしかかると感じる家庭も多いのではないでしょうか。「どうにかして保育料を軽減できないか?」と悩む方にお伝えしたいことがあります!実は、第二子誕生に伴い第一子の保育料が安くなる方法があります。それは「保育標準時間」を「保育短時間」に変更することです。
私自身、第二子が生まれた際にこの方法を利用し、少ない金額ですが保育料が減額された実績があります。
市役所や保育園での事由変更手続きが必要ですが、手順を踏めば誰でも利用できます。
この記事では、第二子誕生による保育料減額の仕組み、必要な手続きや書類、実際の体験談を紹介しています。これを読むことで、保育料の減額手続きをスムーズに進められ、家計の負担を軽減できます。
第二子誕生で第一子の保育料を減額するための具体的な方法と、メリットを知ることで、家計の安定と安心を手に入れることができます。この記事を通じて、皆さんの子育て生活が少しでも楽になることを願っています。
第二子誕生で第一子の保育料が安くなる仕組み
保育料を安くする方法の一つとして、「保育標準時間」から「保育短時間」に変更する方法があります。
通常の保育標準時間は最大で11時間まで預かってもらえますが、保育短時間では最大で8時間までとなります。この3時間の違いが料金に影響します。保育短時間を利用することで、月々の保育料が安くなる可能性があります。
我が家の例を見てみましょう。
妻が就業しているときは、保育標準時間を利用していました。妻の勤務時間は8:00〜16:00まで仕事をしています。通勤時間を考えると、保育標準時間でないと仕事に支障が出ます。通勤には約1時間かかるため、子どもを早朝に預け、夕方に迎えに行く必要があります。
しかし、妻が育休中であれば、保育時間を調整することができます。具体的には、保育標準時間から保育短時間に変更し、9:00〜17:00の間で送迎することが可能になります。保育時間を短くすることで、保育料を安く抑えることができるのです。
育休中の時間を有効に使い、家計の節約に繋げるためには、保育時間を変更する価値があります。家での子どもと過ごす時間を増やすことで、親子のコミュニケーションも深めることができるでしょう。
保育料は最大で700円安くなる!
保育料は月に最大で700円ほど安くなります。「たった700円?」と思うかもしれませんが、毎月700円節約できれば、年間で8,400円の節約になります。子どもの成長とともに必要なものが増える中、馬鹿にできない金額です。
なお、普段保育料を多く払っている方は節約額も多く1,000円ほど。保育料を少なく払っている方は節約額も数百円ほどになります。
保育料節約の鍵は住民税!無理な節約はNG
保育料は住民税から算出されるため、住民税を下げることが本来の保育料を抑える節約ポイントです。
ただし、節約のために無理をして収入を減らしてしまうのは本末転倒です。収入は確保しつつ、出費を抑えられるところは抑えるという方法を取りましょう。
ストレスフリーな節約方法を心がける
節約というと電気代や水道代を思い浮かべるかもしれませんが、これらを節約するのはストレスがかかるため、おすすめしません。
電気代を節約するために我慢してイライラするよりも、保育料を1,000円下げる方がずっとストレスフリーです。
まずは「固定費」をギリギリまで節約できる方法を考えましょう。
保育料は下がっても保育の質が悪くなる訳では有りません。
しかし、電気代などは下げようとするとイライラしたり相手にあたってしまうこともありますよね…?
保育料を安くするための必要な手続きと書類
具体的な手続きの流れや必要書類について詳しく説明します。
自治体によって違う場所もあるとは思いますが、私が住んでいる市町村で用意したものを挙げます。
これらの記入が必要です。
育児休業証明書
育児休業証明書は会社の様式で良かったのですが、会社にはそんな様式が無く…
結局は育休に入る際の辞令書もしくは育児休業等申請書を提出することになりました。
育児休業証明書に最低限必要な情報は以下の2つです。
この2つがあれば育児休業証明書として受理されます。
教育・保育給付認定変更申請書兼記載内容変更届
この届け出を行うと、保育の要件を就労から育休に変更することができます。それをもとに保育標準時間から保育短時間に変更するように自治体にお願いすることができます。
間違えることがないように確実に記入しましょう。
育休における継続申立書
育休だけど、保育園に行かせて!こういう理由だよ!という申請書です。
私が住んでいる自治体では理由を選択するだけでした。名前を書いて、事由に◯をして提出するだけ。
【実体験】保育料を安くするための申請手順
それでは保育料を安くするための手順を順番に見ていきましょう!
- 保育園もしくは市役所から申請書をもらう
- 申請書に記入する
- 保育園もしくは市役所に出しに行く
- 原則申請の翌月から保育料が安くなる
保育園もしくは市役所から申請書をもらう
まずは、育休が始まる!となった場合、保育園から申請書をもらいます。
子どもが通っている園は園長先生が事務担当でもある小さい園です。忙しかったのか分かりませんが、育休に入った3ヶ月後に申請書を出すように言われました。
だーはらさん、そういえば育休にはいられたんですよね?
そうです。来週で復帰ですが…
保育園の必要性の事由の変更申請をしなければなりません。用紙に記入していただいて、市役所の保育園課に提出をお願いします。
わかりました…
(はよ言わんかい…!もう育休終わるやろが!)
申請書に記入する
子どもの認定番号や名前、生年月日を記入します。分からなければ保育園に聞くと良いでしょう。
保育園もしくは市役所に出しに行く
私の場合は育休に入ってから3ヶ月経っていたので、直接市役所に持っていきました。
時間がある場合などは保育園に提出するのも可能です。私はここで保育料が安くなることに気づいたのです。
(提出後)少し修正しますね。育休中は保育短時間になりますが、大丈夫ですか?
あ、そうなんですね。大丈夫です。…その場合って保育料安くなったりします?
はい、数百円ほどですが…
あ、分かりました…笑
ここでいくら下がるのだろう?と思い、調べてみました。「〇〇市 保育料」で調べると自分の住んでいる市が出てきます。
例えば、山梨県甲府市の例を見てみましょう。
現在、自分が支払っている保育料の隣、「保育短時間」の欄を見ると今後自分が払うべき保育料が分かります。
原則申請の翌月から保育料が安くなる
原則として申請した翌月から保育料が安くなります。そのため、申請が遅いと損をしてしまいますので注意が必要です。
ただし、「やむを得ない理由があった際は遡って計算し直す」と記載があったため、職員の方に尋ねてみました。
申請は7月で、育休に入ったのは3月です。今まで払いすぎてた保育料は返金されますか…?
原則として申し込んだ翌月からの適用になりますので、返金致しません。ご了承ください。
そうですか…すみません。
(園長コノヤロ…💢)
残念ですが、ただ「遅れただけ」では保育料の遡及変更には応じてもらえないようです。
私が気づかなかったのが悪いんですけどね。
皆さんは早めに申し込みしましょうね!
保育料減額申請の際の注意点
私の体験を踏まえて皆さんに注意してほしいことを挙げます。
保育料減額の注意点保育料を減額する手続きにはいくつかの注意点があります。しっかりと把握し、スムーズに手続きを進めることが重要です。
手続きのタイミングに注意
保育料の減額は申請した翌月から適用されることが多いため、早めの手続きが肝心です。育休が始まる前後に、必要な書類を揃え、速やかに申請を行うことで、余計な出費を防ぐことができます。特に月末や年度末は役所の業務が混み合うことがあるので、余裕を持ったスケジュールで行動しましょう。
自治体ごとの違いに注意
保育料減額の手続きや必要書類は自治体によって異なります。そのため、自分が住んでいる自治体の具体的な手続き方法を確認することが重要です。自治体のウェブサイトや市役所の窓口で、最新の情報を入手しましょう。
返金の有無に注意
申請のタイミングによっては、過去に支払った保育料が返金されないことがあります。申請は原則として翌月からの適用となるため、早めに手続きを進めることが重要です。過去の保育料の返金については、市役所に事前に確認しておくと安心です。
短時間保育を導入する際の延長保育に注意
育休中に保育標準時間から保育短時間に変更することで、延長保育が発生する可能性があるので注意です。例えば、保育時間が変わっているため、お迎えの時間を逃すと延長保育として保育料を請求される可能性が高くなります。
普段とは違う時間での送り迎えになりますので注意しましょう。家族の生活リズムや子どもの体調を考慮し、無理のない範囲で利用しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?第二子の誕生に伴い、第一子の保育料を減額する方法について詳しくご紹介しました。育児と家計の両立は多くの家庭にとって大きな課題ですが、少しの工夫と手続きで負担を軽減することができます。特に、保育標準時間から保育短時間への変更は、育休中だからこそ可能な有効な方法です。
さらに、今回紹介した手続きの流れや必要書類についても具体的に説明しましたので、参考にしていただければと思います。重要なのは、早めに準備し、スムーズに手続きを進めることです。保育料の減額が適用されることで、家計に余裕が生まれ、安心して育児に専念できるでしょう。
最後に、子育ての費用を少しでも軽減し、家計の安定を図ることで、より充実した子育て生活を送ることができます。この記事が皆さんの助けとなり、少しでも多くの家庭が笑顔で子育てを楽しめることを心から願っています。
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