残念ながら現代では無知は罪だ。知らない人はカモにされ、知っている人は富を蓄えていく。知っていればいるほど有利になる世界だ。スマホ代もNetflixも意識しなければ財布から勝手に消えていく時代。
好き放題やってたらお金も足りん。というわけで現代の貧乏神である固定費についてみていこう。
削ってもそんなに満足度が変わらなかったもの
スマホ:まだ大手使ってんの?いい加減に目を覚ましたほうがいい

まだ大手キャリアに月々7,000円も8,000円も払っている人は、いい加減に目を覚ましたほうがいい。自分で格安SIMを選ばないのは、生活が苦しいと言いながら、毎日ポルシェを乗り回してコンビニに行っているくらいチグハグな行為だ。
国に取られる税金は自分ではコントロールできないが、通信費は自分の指先ひとつで今すぐコントロールできる。ここを放置して増税や物価高を嘆くのは、財布の底に自分で穴を空けておきながら「中身が減る!」と騒いでいるのと同じだ。
例えば「日本通信SIM」。20GB使えて、しかも「5分かけ放題」がついて1,390円だ。 いくらなんでも安すぎる。
もっと使うヘビーユーザーでも、50GBで2,178円。昼間に少し速度が落ちることもあるが、そこは読書や散歩でデジタルデトックスでもしてポジティブに捉えよう。

日本人の平均通信量は10〜15GB程度らしい。つまり、日本人の大半は1,400円以上スマホに払う必要なんてない。 これに気づかず、毎月数千円をドブに捨て続けるのは、さすがに愚の骨頂。
手続きなんて30分もあれば終わる。時給換算したらとんでもない額になる。
テレビ:もうテレビはええでしょう、YouTubeとTVerを見ればOK

テレビはとうの昔に捨てたんだけど、1ミリも困っていない。もちろん、日本のバラエティ番組の質は高いので見る価値はあるけど、それはTVerでOK。
しかも朝の余裕が段違い。子どもがいる家庭の朝の時間は体感3秒。この貴重な時間をダラダラ流れるニュースやワイドショーに取られてはいけない。

で、テレビを捨てればNHKも解約できる。「NHK高い!公共放送のくせに!」とSNSに書いたことがあるならぜひ粗大ごみに出そう。固定費も無駄なストレスも一気に消えるので超おすすめだ。
車:たくさん税金を納めて、国に貢献したい人にはおすすめ

家、車、保険、税金。人生の「4大金食い虫」の中でも、車は特筆してヤバい。 買えば取得税や消費税、持てば自動車税に重量税、走ればガソリン税。もはや税金を払うために走っているようなものだ。加えて、新車で買った瞬間に価値がドカンと落ちる「減価」の激しさも車の特徴。
我が家は地方住みだが、車は1台で頑張っている。足りない分は月2回ほどレンタカーを借りているが、維持費を考えれば比較にならないほど金が貯まる。
そして何より恐ろしいのが見栄の連鎖。 アルファードを買えば、それに合わせて服もバッグもいいやつを揃えたくなる。ユニクロが着れなくなるのだ。車に釣られて生活レベルを上げ続け、気づけば貯金はゼロ。
もし旦那さんが「いい車に乗りたい!月7万のローンならいけるよね?」と言ってきたら、こう脳内変換しよう。
「俺の私的な趣味のために、お小遣いを月7万円追加して!」

さて、あなたの夫の小遣いはいくらだろうか? 7万円も渡している家庭がどれほどあるか、冷静に考えてみてほしい。
保険:こんなに不祥事があるのにまだ信用するの?

プルデンシャル生命が詐欺集団なのは記憶に新しいと思うが、その後も生命保険会社の不祥事はポンポン出てきている。もはや「安心」を売る側が一番信用できない。ろくな会社がない。悪いことは言わない、もう保険販売員と関わってはいけない。
実は我が家も他人事ではない。妻の職場は、プルデンシャルグループのジブラルタ生命が保険を取り仕切っていた。「職場の付き合い」という最強の同調圧力がかかる環境だったが、我が家は何年か前にすべて解約した。
今振り返っても、あの時解約しておいて本当に良かったと確信している。あのまま付き合いで月数万を垂れ流していたら、今の資産形成のスピードは絶対になかった。

先日、友達が「月5万の生命保険に入ったから安心した」と言っていたが、正気か?と言いたい。全く意味がわからない。
本来、生命保険はこう入るものだ。
- 家計簿をつける
- 大黒柱が死んだと仮定して、足りない収入を計算する
- 遺族年金を調べる
- どうしても足りない分の補償額だけ、掛け捨て保険で入る
ライオン学長の受け売りなんだけど、これが正しい保険の入り方だ。ぜひ今すぐ見直してほしい。 もちろん自動車保険と火災保険、子どもがいる家庭の生命保険は必要なので、必要な保険は絶対にかけるように。
まさか自分が、あの黒いアヒルの「必要な分い、必要ない」という言葉に心から賛同する日が来るなんて、思いもしなかった。

サブスク:契約したら、その場で「解約ボタン」を押せ

アマプラ、Netflix、U-NEXT……。もし複数の動画サブスクに浸かっているなら、今すぐお気に入り以外を解約しよう。
この手のサービスは、契約した瞬間に解約ボタンを押しても、次の更新日まではフルで使えるものがほとんどだ。つまり、「解約を忘れて余計な月謝を払う」というリスクをゼロにできる。 今すぐボタンを押すことに、何のデメリットもない。
確かにどれも魅力的なコンテンツばかりだが、冷静に考えてほしい。アマプラで映画を観ている間、あなたはNetflixもYouTubeも観ることはできない。本を読んだり散歩したりする時間だって奪われているのだ。
散髪代:5,500円→1,300円。カットを変えても満足度は変わらない

これは好みが分かれるところだが、私は美容院を卒業して1,000円カットに切り替えた。これだけで年間約5万円の節約になる。
実は美容院に行く頻度は、女性より男性の方が多いというデータもある。30代を超えてくると、確かに見た目は重要だが、髪型の細かいディテールよりも匂いや体型の方が清潔感に直結する。
もちろんこれは俺の場合だが、1,300円のカットに変えても、周りからの反応は1ミリも変わらなかったし、自分自身の満足度も下がらなかった。つまり、今までの4,200円の差額はなんとなくの習慣に払っていただけだったんだな。

もちろん女性はそうもいかないだろう。無理に変える必要はないが、一度試してみて「これじゃない」と思えば戻せばいいだけ。このフットワークの軽さが、貯まる家計への第一歩だ。
税金:払うだけは損。しっかり調べて取り返す

税金は高い。だが、国は「取り戻す方法」をわざわざ教えてはくれない。これらはすべて自分から申請しない限り、1円も返ってこないのだ。
我が家では、妻が育休で所得が下がったタイミングを逃さず「配偶者特別控除」を申請し、税金を4万円取り戻した。他にも「ふるさと納税」はもちろん、自治体独自の「子ども医療費」や「子育て支援金」など、調べれば返ってくるお金は意外と転がっている。
これらを放置するのは、「Netflixを一度も見ていないのに、月額料金を永遠に払い続けている」のと全く同じことだ。
税金を納めるのは国民の義務だが、自分が対象の制度を使い倒して取り戻すのもまた、賢い国民の権利である。 面倒くさがって申請しないのは、文字通りお金を捨てているのと同じだ。
削ったらだめだったもの

節約は、常にストレスとのトレードオフだ。何でもかんでも削ればいいというものではない。中には「削った瞬間に人生の満足度がガタ落ちするもの」が存在する。我が家が身をもって体験した、「ここはケチるな」という3つの聖域を紹介する。
水道光熱費:ちょっとのことで家族にイライラするくらいなら、気にせず使い倒す

ここを削ろうとすると、自分よりも相手の行動が気になり出す。 「自分はこんなに家族のことを考えて節約しているのに、なぜお前は電気をつけっぱなしなんだ!」と。その一言が家庭の空気を冷やし、関係を壊す。
断言するが、電気代をケチってエアコンをつけないなんて言語道断だ。金よりも命の方がよっぽど大事。

我が家はここはじゃぶじゃぶ使う。ガンガン使っていこう。どんなに贅沢に使ったところで、電気代なんて月3万もいかない。その程度の金額で家族の平穏と命の安全が買えるなら、これほど安い投資はない。
節約の目的を見失ってはいけない。人生のストレスを減らすためにお金を使おう。
家賃:安い家には理由がある

人生最大の固定費、家。ここを下げれば確かにデカいが、あまりに安い家には必ずそれなりの理由がある。 治安が悪い、住民の質に難がある…誰も住みたがらないから家賃を下げるしかない。そんな環境に身を置くことで、余計なトラブルやストレスを抱え込むのは賢い選択とは言えない。
我が家もかつては固定費を削るためにアパートに住んでいたが、子供たちが騒ぐたびに「下に迷惑をかけていないか」「苦情が来ないか」と神経をすり減らしていた。

だが、賃貸の戸建てに引っ越した瞬間、世界が変わった。 「走るな!」と子供を叱らなくていい。 ただそれだけのことで、家庭内のストレスは劇的に減った。
子供が小さい時期の戸建ては、家賃以上の価値がある。 何のために金を貯めているのか忘れてはいけない。人生のストレスを減らすために、私たちは賢くお金を使うのだ。
時短家電:洗剤の自動投入は神

最後は家電だ。これだけは言わせてほしい。ドラム式洗濯機や食洗機を買うなら、絶対に「自動投入」付きを選ぼう。 これができるかどうかが、家電選びの9割だ。
もちろん、自動投入がないモデルの方が安くて手が出しやすい。だが、「毎回、洗剤を計って入れる」という名もなき家事の積み重ねを甘く見てはいけない。洗濯物の量に合わせて数ミリ単位で調整する…。この小さな思考を毎日強制されることが、どれほど脳のメモリを無駄食いしているか気づくべきだ。
費用は確かに上がる。だが、一度自動投入を知ってしまえば、二度と手動には戻れない。

浮かせた固定費で、最高の時短家電を買おう。 そして、空いた時間で大切な家族と過ごしたり、さらなる富を築くための勉強をしたりする。それこそが、幸せな節約なんだ。
お金を貯めるのは、数字を増やすためじゃない

「走るな!」と子供を叱らずに済む家、夏場に躊躇なくつけるエアコン、そして将来への安心。そんな「心のゆとり」を買うために、私たちは賢く支出を削るのだ。
削るべきは無駄なプライドや無知による出費。守るべきは家族の笑顔と自分の健康。


コメント