この記事はこんな人に…
1年に3回の国民の大移動GWが始まり、駅や空港が激混みの時期がやってきます。
家族で帰省をする方もいらっしゃるのではないでしょうか？
私達もGWに新幹線を使って帰省します。
ここでは、3年前まで車掌、駅員として勤めていた私が、GWの新幹線攻略法をお伝えします。
駅員の正直な感想を書いていきます。
少しでもお役に立つことができれば幸いです。
GWに知っておきたい！新幹線の豆知識4選
GWに知っておいてほしい新幹線の豆知識は以下の4つです。
順番に見ていきましょう！
のぞみに乗るな！
実はのぞみとこだまの所要時間はそこまで変わらないよというお話です。
乗る時間を極力少なくしたい→のぞみ
とにかく座りたい→こだま
この選択がベストだと思います。
ここでは、東京→新大阪間と仮定して話を進めます。
| 列車名 | 所要時間 | のぞみ基準での時間差 | GWの自由席の乗車率 | タイプ |
|---|---|---|---|---|
| のぞみ | 約2時間30分 | ー | 自由席なし | 最速達タイプ |
| ひかり | 約3時間 | ＋30分 | 80％ | 準速達タイプ |
| こだま | 約4時間 | ＋1時間30分 | 60％ | 各駅停車タイプ |
最速達タイプの「のぞみ」と各駅停車の「こだま」では最大で1時間の違いです。
1時間の差は大きいですが、座れる時間が長いのも魅力です。
到着時間の差と自由席の乗車率を考えて新幹線を決めてみるのはいかがでしょうか。
時間を取るか、座れる列車をとるか…
個人の価値観であることは大前提ですが、GWという特殊事情を考えれば、よっぽどのことが無い限り後者でしょう。
場面によるよな。
そら、ライブで時間が迫っていたらしゃーないよ、おーん。
でも、時間が迫って無ければ座るのも悪くないんじゃない？
こだまは指定席を取るな！
こだまは指定席をとってはいけません！
とっても良いんですが、指定席がとれなくても気にしなくて良いですよ！というお話。
このような理由があります。
順番に見ていきましょう。
こだまの自由席は多くても40％前後だから
私が駅員として勤務していた頃、GWやお盆、年末年始の自由席を発表する係を担当していたことがあります。
こだま号やひかり号で自由席の空席率をホワイトボードに書いていました。
当時はのぞみに自由席があったとはいえ、「60％」を超える数字を書いた覚えがありません。
こだまは16両中10両が自由席（日付により変わる可能性あり）です。
自由席の方が多いなら、自由席でよくない？
1号車や16号車は階段やエレベーターから遠いから
みなさんが新幹線に乗車する際、どの号車を選ぶことが多いですか…？
もし、確実に座りたいのなら1号車や16号車を選ぶべきです。
みんな歩きたくないんですよね。
1号車や16号車は最前部、最後部車両です。
階段やエレベーターを登ると、新幹線の中ほど7号車に出ることが多いです。
仮に7号車の近くに上がるとして、7～1号車に向けて歩くと、
1両（25ｍ）✕7両分＝175m
200ｍ近く歩く計算です。
ちょっとした運動になりますよね。
「博多行き」の新幹線に乗るな！
もし、どうしてものぞみで新大阪や名古屋に行く予定がある人なら「博多行き」の新幹線に乗ってはいけません。
なぜなら、博多行きの新幹線には名古屋・京都・新大阪・新神戸・岡山・広島・新山口・小倉・博多に行く予定がある人が乗ってくるからです。
逆に新大阪行きの新幹線なら名古屋・京都に行く予定がある人しか乗ってきません。
少しでも座る確率を上げたいなら、新大阪行きの新幹線を利用するのはいかがでしょうか？
新大阪行きの新幹線なら臨時列車も多く走ります。
実は臨時列車の席は割と空いていたりする可能性も…
3人がけ真ん中の席が一番大きい！
東海道新幹線は2人がけの座席と3人がけの座席があります。
3人がけの真ん中の座席は実は他の座席よりも若干広い仕様になっています。
他の座席の幅よりも3cm広く取られているのです。
そのため、カラダが大きい方や少しでもゆったりと座りたい方にオススメです。
3人がけの真ん中は一番最後に埋まるので、一番不人気の席ではありますが…
駅時代に席が埋まるアルファベット順はE席→A席→C席→D席→B席でしたからね…
GWの新幹線の攻略法！これでGWのスタートはバッチリ！
ということで、GWの新幹線の活用方法をお伝えしました。
活用方法は以下のとおりです。
これを意識しておけば移動が楽になること間違いなしです。
私もGWに移動します。
少しでもみなさんの快適な旅の一助になればと思います。
コメント