やば、モバイルSuica使ってるんだけど、もう充電が切れそう…
モバイルSuica導入したいんだけど充電が切れたとき怖そうだから、導入を迷ってるんだよね
モバイルSuicaの導入にあたって様々な不安が伴いますよね?電車に乗る時にはスマホの充電あったけど、降りるときの充電大丈夫かな…?など、考え出したら不安がいっぱいです。
私は2年間駅員として勤務しており、駅での実務経験から、みなさんにモバイルSuicaで困ったときのあれこれをお伝えできます。
モバイルSuicaの電源が切れた場合は次の方法で対処します。
この記事を読めば、モバイルSuicaの電源切れに対する具体的な対処法を理解し、必要な時に冷静に対応できるようになります。
モバイルSuicaの電源切れは予期せぬトラブルですが、現金での支払いと後日支払いの2つの方法で対応可能です。駅員としての経験を活かしてモバイルSuicaを安心して活用できる方法をお伝えできればと思います。
モバイルSuicaが充電切れした際の対応
モバイルSuicaが充電切れした場合には、以下の2つの方法のどちらかで対処します。
それぞれの方法を詳しく見ていきましょう。
現金での支払い
モバイルSuicaの充電が切れた場合、現金での精算が基本です。JR東日本の公式サイトには以下のように記載されています。
端末の電源がOFF又は完全に消耗された状態ではご利用になれません。改札を出る前(移動中)に端末が使えなくなった場合は、駅の改札係員にお申し出のうえ、以下の通りご対応ください。このケースはSuicaの不具合によるものではないため、定期券のご利用ができない等により負担された運賃の返金や補償はいたしません。
JR東日本HPより引用 https://msfaq.mobilesuica.com/faq/show/15?category_id=3&site_domain=default
- 乗車駅からの運賃を現金で精算
- 後に端末の電源をONにした状態で、改札係員へ再度お申し出の上、改札入場時のデータを消去
現金で支払いをする際の具体的な手順は以下のとおりです。
順番に見ていきましょう!
駅員にモバイルSuicaの充電切れを申告する
モバイルSuicaが充電切れした場合、駅員はお客さんがどこから乗ってきたのかが分かりません。ただし、精算はしなければいけません。
そこで駅員はお客さんがどこからやってきたのか、どんなルートで来たのか、どういう状況だったのかなどを聞き取ります。
私が駅員の時は以下のような質問をしていました。
受け答えの内容を総合的に判断して不正乗車ではないと判断した場合、精算になります。
答えに詰まったり、乗車時間がちぐはぐだと不正乗車ではないかと思います…
現金で精算をする
不正乗車ではないと確認した後、現金での精算が行われます。クレジットカードでの精算は基本的にはNGですが、駅員によっては例外もあるかもしれません。
私が駅員時代には「近くのコンビニでお金をおろしてください」とお願いしたこともあります。
ICカード処理連絡票をもらう
モバイルSuicaの電源が切れた状態では「入場記録」が残っているため、次回使用時にエラーが出ることがあります。精算後に「ICカード処理連絡票」をもらいましょう。
次回使用前に入場記録を取り消さず、そのまま「ピッ」とすると改札が閉じます。
後日、モバイルSuicaの処理を行う
後日スマホを充電した状態で改札に行きましょう。
駅員はICカード処理連絡票とモバイルSuicaをお客さんから受け取ることで「精算は終わっているから処理だけすればいいな」と、お金を引かずに処理してくれます。
注意したいのは自分が利用した(運賃を支払えなかった)鉄道会社の改札に行くことです。
どういうことか説明しますね!
セブンイレブンの商品をローソンで購入できないのと同じです。
会社自体が違うので、他社の運賃の計算方法は知らないし、他の会社の売上を取ることはできません…
線路でつながっているのに別の会社って理解しづらいですよね…
え、鉄道って会社が違うんだ…
知らなかった…
未納のまま帰り、後日モバイルSuicaを持参して駅で支払い
モバイルSuicaの充電が切れて現金も持っていない場合、未納のまま自宅等に帰り、後日駅で支払う方法もあります。ただし、この方法は他に選択肢がない場合の最終手段です。基本的には現金での精算が推奨されますので、注意しましょう。
未納のまま帰る場合の手順は以下のとおりです。
順番に見ていきましょう!
駅員にモバイルSuicaの充電切れと現金未所持を申告する
駅員にモバイルSuicaの充電が切れたことと現金を持っていないことを伝えます。
現金で精算する場合と同じような質問を受けるでしょう。
駅員からICカード処理連絡票をもらう
駅員から「ICカード処理連絡票」を受け取ります。今回のICカード処理連絡票は運賃が支払われていないことが書かれています。
後日、使用前に改札で精算と処理をしてもらう
次回、駅で改札を通る前に、ICカード処理連絡票を持参して精算と処理を行ってもらいます。
今回のICカード処理連絡票を見た駅員は「お客さんは運賃をまだ支払っていないから、精算と処理をしなきゃいけないな」と思うわけです。
なお、モバイルSuicaの残高から引き落とすことも可能です。残高から引き落としてほしい場合は駅員に「残高から精算してください」と伝えましょう。
もちろん、精算と処理をするときは未払のまま通ってきた会社の改札に行きましょう。
電源が切れてもモバイルSuicaが使えるスマホがある?
予備電力機能を有しているスマホなら一定時間ならモバイルSuicaは使用可能です。
予備電力機能が付いている端末の場合(充電が必要な状態になっても)一定時間Suicaのみ利用できます。ただし、端末の電源をOFFにすると、この機能は使えません。なお、改札を出る前(移動中)に電池が切れても、再充電して電源をONにすれば、改札入場の記録は残っておりますので、そのまま自動改札をお通りください。
JR東日本HPより引用 https://msfaq.mobilesuica.com/faq/show/15?category_id=3&site_domain=default
予備電力が機能するのはスマホの充電が切れてからおよそ5時間です。
予備電力が使用できるかどうかは機種にもよりますので、ぜひご自身のスマホで調べてみてください!
iPhoneは基本的に予備電力が使えます。ただし、エクスプレスカードの設定が必要なので注意!
モバイルバッテリーを持てば不安も解消!
この記事を読んでも不安な場合はモバイルバッテリーを携帯しましょう。
個人的にはAnkerのモバイルバッテリーがおすすめです。大容量で万が一の時にも対応できます。
充電が少なくなっても安心!
機種によるけどiPhoneなら4回ほどフル充電できるよ!
モバイルSuicaが充電切れしたときの対処法は現金で支払いが基本!
モバイルSuicaの充電切れは、誰にでも起こりえます。
1番の対処法は「現金での支払い」です。モバイルSuicaの充電が切れた場合、現金で精算で精算すればスムーズに問題を解決することができます。駅員としての経験からも、現金での支払いが確実であり、トラブルも少ないです。
選択肢として「未納のまま帰り、後日駅で支払い」という方法もありますが、これはあくまで最終手段です。現金での精算が原則であるため、可能な限り現金精算の方法を選ぶことが望ましいです。
トラブル発生時には冷静に対応し、現金での支払いを行うことで、スムーズに問題を解決できます。スマホの充電状況には常に気を付け、予備の現金を持っておくことで、トラブルを未然に防ぐことができます。
この知識が、皆さんの安心したモバイルSuicaの利用に役立つことを願っています!
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