メルカリで500円以下で出品することを辞めた。理由は単純だ。自分の時給に全く見合わないからである。
仮に500円で売れた場合、手数料と送料を引けば手残りは290円。そこからさらにコンビニへ往復するガソリン代、封筒やビニール袋といった資材代がかかる。さて、手元に残る真の利益はいくらになるだろうか。

出品のために写真を撮り、説明文を考え、購入者とやり取りをする。これら一連の作業に1時間を費やしたとすれば、時給200円程度の「超絶ブラック労働」を自分に課しているも同然だ。
「0円よりは100円でもプラスの方がいい」という意見もあるだろう。だが、そこまでして100円を稼ぐ意味はどこにあるのか。それだけの労力を割くのであれば、会社で残業をするか、他の副業に時間を充てる方がよほど合理的である。
本を売るべき2つの理由

では、何を売っていくべきか。個人的には「本」を強くオススメする。
まずは家に眠っている漫画や本を徹底的に売ってみることだ。本棚が空けば新しい本を迎え入れるスペースができるし、子供が読み終えた絵本もメルカリではよく売れる。
梱包が圧倒的に楽

本は形が一定で梱包がしやすい。水濡れ対策としてビニールに包み、A4サイズの封筒に入れて発送すれば完了だ。これまでこの簡素な方法で発送してきたが、悪い評価を受けたことは一度もない。
状態による価格変動が少ない

本は家電などと違い、状態によって価値がゼロになることが少ない。だからこそBOOKOFFのような中古書店がビジネスとして成立するのだ。
破れや大きな汚れがなければ、中古でも十分に値が残る。実体験として、『ドリルを売るなら穴を売れ』という本をメルカリで1,300円で購入した。読了後、同じ1,300円で売りに出したところ、すぐに買い手がついた。

本体が水に濡れさえしなければ、実質「送料と手数料」だけで中身の知識を得られる計算になる。これは非常に効率の良い投資だと言えるんだな。
高値で早く売るための5つの鉄則
メルカリで消耗しないためには、自分なりの「型」を持つことが重要。高値で早く売るための5つの鉄則を解説する。
写真はたくさん撮る

写真は多ければ多いほどいい。メルカリは実物を見ることができない以上、写真が情報のすべてだ。特に本を売る場合は、コンディションを正確に伝える必要がある。最低限、以下の5点は押さえておくべきだろう。
- 表紙
- 裏表紙
- ヤケ具合(小口・天・地)
- 折れや汚れがある場合はその箇所
- 帯や付録の有無
これらが網羅されていれば、購入者の不安は解消され、クレームのリスクも激減する。
説明文はAIに丸投げして効率化

購入者が知りたいのは商品の今の状態だ。
- いつ買ったのか
- 何回読んだのか
- どこで保管していたか
- 汚れやキズの有無
これらを箇条書きにしてChatGPTに放り込み、「これでメルカリの説明文を書いて」と命じればいい。書籍の概要は延々と書かない。それなら1枚でも多く写真を撮影して、1分でも早く出品ボタンを押すべき。
値下げ交渉はスルーでOK

値下げ交渉は基本的に無視、あるいは定型文で断っていい。理由は単純で、数百円の端値を交渉している間に、本来売れるはずだった客を逃すからだ。
気が乗れば値下げ希望に対し
「徐々に値下げしますので、他の方よりも早い購入をお願いします」
と一言送る。これは丁寧な拒絶であると同時に、裏にいる購入予備軍の存在をチラつかせ、相手に「今買わないと誰かに取られる」という圧をかける手法なんだよな。
価格は高め出し→毎日値下げで露出を増やす

値付けは相場より10%〜30%ほど高めに設定してスタートする。そこから1日1回、数十円〜100円単位で値下げをしていく。メルカリの仕組み上、価格を更新することで検索上位に再表示され、効率よく「いいね」を集めることができるから。
「いいね」が溜まったところでターゲットの価格まで下がれば、いいねをした人に通知が飛んで勝手に売れていく。
スピードこそ最大のサービス

返信や発送は可能な限り速やかに行ったほうがいい。レスポンスを早める目的は、相手へのサービス以上に「自分の脳のリソースを空ける」ことにある。
メッセージのやり取りにはメルカリの定型文を使い、思考停止で処理しよう。商品の状態と発送が早いことが高評価に直結する。すぐに発送できない場合でも、梱包だけでも済ませておけば完璧。
自分の脳のリソースを無駄遣いしない

メルカリはあくまで「家を整え、資産を循環させるためのツール」に過ぎない。
デッドラインは500円だ。最低500円でも売れない商品は、潔く捨てるか、他人に譲る。300円まで下げれば売れるかもしれないが、そのために梱包し、発送に行く時間はもったいない。
500円以下の商品に執着して、ブログを書く手や子供と触れ合う時間を止めるのは本末転倒。賢くメルカリを活用し、浮いた時間と脳のリソースを、より生産的な活動や大切な家族のために使ってほしい。


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